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サインを作りたい時にこんなことはありませんか?「POP用のパネルや、展示会用のボードで使っているボードでは頼りないな…」「耐久性があって長期間使える板ってないのか?」と。
そんな時に活躍するのが、「アルポリ」です。
アルポリとは?
アルポリとは「アルポリック」と言われる素材で、アルミニウムと樹脂を組み合わせた「アルミ樹脂複合板」「アルミ複合板」です。
http://www.alpolic.com/japan/alpolic/
アルポリがどうして使われているのか、メリット・デメリットをお教えします!
- 意外と軽い、アルポリ看板
- カッターで切ることもできる?できる加工は?
- 屋内使用、屋外使用、どんなシーンで使われるの?
- 水濡れ・直射日光に強い!耐久性が選ばれる理由です。
⑴アルミと樹脂でできているので意外と軽い、アルポリ看板
アルポリ=アルミニウムと樹脂の複合版。と聞くと、とても重量が重いような気がします。
ですが、実は他の素材と比べると軽い方に入る素材なんです。
アクリル板も看板類の製作ではよく使われていますが、アクリル板の2mm厚の1㎡あたりの重さが約2.4kgです。アルポリとほぼ同じく2mm厚の1㎡あたりの重さが約2.4kgです。
「同じ重さ?」と思われるかも知れませんが、「等価剛性」を考えると変わってきます。
等価剛性とは、平易な言葉で言えば「同じぐらい固い」と言うことです。
同じ面積で看板を作って、同じぐらいしっかりとした固い板にしようと思うと、
アルポリで2mm厚、アクリルで4mm 厚必要です。
つまり、「アルポリで作れば2.4kgでもアクリルで作ると4.8kgの重さになる。」
ということです。
看板設置を具体的に考えると、アルポリは軽いと言えますね。
⑵アルミ複合板はカッターで切ることもできる?できる加工は?
アルポリは薄くて1mm〜板厚が用意されています。
加工をするのは基本的に、製作会社や加工会社の機械が必要ですが、厚さが3mm程度ならカッターで切ることも可能です。バリが出ることがあるので、専用のカット機でのカットがおすすめです。
ただ、シートを巻いたりフレーム内に入れ込んでしまうなら、気にならないかもしれません。
弊社ではご注文後、1〜2日で加工されたアルポリを用意することができます。
アルポリでよくされる加工としては、「角R加工」「穴あけ加工」があります。
加工は機械で簡単にできますが、どうしてもバリがでたり、切り口が鋭くなって手を切ってしまうことがあるので、紙やすりでやすってから作業することをおすすめします。
アルポリをアルファベットなどの形で切り抜いて使用することもできます。
ただ、アルポリの小口は板の張り合わせがそのまま見えるので、小口・切り口がそのまま見える状態で使用することは少ないようです。
自由な形にカットして使用する時は、カッティングボードの方が向いていると言えるでしょう。
⑶屋内使用、屋外使用、どんなシーンで使われるの?
屋内用でも屋外用でもどちらでも使用が可能です。
ただ、屋外用として使われることが多いです。
その理由は次の(4)でご説明します。
ちなみに透過性がないので、「電飾看板」(内側から光を当てて、板から光が透ける看板です)としての使用はできません。
⑷水濡れ・直射日光に強い!耐久性が選ばれる理由です。
アルポリの一番の特徴は「他の素材に比べて、熱に強い」と言うことです。
近年、猛暑を通り過ぎた「酷暑」の影響で、屋外設置看板の設置環境がたいへん厳しくなっています。
金属は熱で膨張するのは小学生の時に勉強すると思いますが、看板も同様です。
「熱に比較的強い」と言われていたペット素材の看板が、膨張して波打ったり、変形したりすることも起きています。
余談ですが、海外では「FFシート」と呼ばれるテント幕のような素材で、屋外広告などを作ることが多いそうです。そもそも、熱で膨張する金属を使わない方法がとられているようです。
ところが、アルポリは最近の酷暑でも、変形しにくく、看板の劣化が起きにくい素材なんです。
弊社では5年間かそれ以上、耐久性があるとお客様に伝えています。
たた、熱に強いですが、「不燃性」ではありません。価格がかわりますが、別で不燃性のアルポリとして流通している素材があります。
水濡れについてですが、雨に濡れても錆びにくいので、屋外でも安心して使用できます。
以上がアルポリ(アルポリック看板・アルミ複合板)のご説明でした!
アルポリ看板気になるな〜という方は、お気軽にシーアンドエーデザインにお問い合わせください。