目次
ポスターやチラシなど印刷物を作るときにこんな経験はありませんか?
『画面で見ていた色と紙で見る色が違う。』
『依頼した印刷会社によって同じ色のはずなのに色味が違う。』
『緑色が思っていた色よりもくすんでいる』など…
色について
思い通りの色の印刷ができない原因
印刷物を思い通りの色に近づける方法
の2点を本日はお話しさせていただきます♪
もくじ
思い通りの色の印刷ができない原因は?
- ディスプレイと印刷物は色の出し方が違う
- CMYKについて
- デザインしたものは確実に”その色”では印刷されない
印刷物を思い通りの色に近づける
印刷物を思い通りの色に近づける
-
色の数字…?特色インキとは?~DICカラーとパントーン~
シーアンドエーデザインは色の表現に、こだわり続けて25年!
- 画像や写真の編集を承っています。
- 特色インクを使わずにCMYKでできるかぎりイメージに合わせます。
思い通りの色が印刷されない原因は?
ディスプレイと印刷物は色の出し方が違う
印刷業界では頻繁に用いられる『RGB』『CMYK』という言葉『知らない!』『そんなこといわれても!』となることは当然だと思います。簡単に違いをご説明すると…
RGB=PCやスマホなどディスプレイを通してみる色
CMYK=印刷したときの用紙で見る色
ではこれらがどう違うかですが、言ってしまえば『色が再現できる領域の違い』といえます。
印刷する際にまずはデザインをPCで作成(色はPCで印刷用にRGBで作成しCMYKに変換)。CMYKの方がRGBより再現できる領域が狭いため、PCで作成したデータをそのまま印刷してしまうと、再現できない領域があるので、色味がくすんでしまいます。 なので『思っていた色と違う!』と感じるのはこれが原因です。
CMYKについて
CMYKは
C=シアン
M=マゼンタ
Y=イエロー
K=キープレート(≒黒、墨)
から1文字ずつ取ったものです。印刷物のインキはCMYKの4色となっており、これらを混ぜて表現していきます。
デザインしたものは確実に”その色”では印刷されない
単純に色を変換するだけでは、CMYKのみで再現できません。例えばみなさんがよく見るラインのアイコンですが、データを色の調整をせずに、そのまま印刷してしまうと思った通りの色にはならず、上記画像のようにくすんでしまいます。
”緑色”といっても”明るい緑”や”暗い緑”など様々あるためこのように相違が生まれてしまいます。特に緑のような中間色はインキを混ぜて再現するので、色の分量が難しく思い通りにならないことが多いのです。
CMYKでは全ての色を表現することはできません。例えば金色や銀色、蛍光色などが代表的でなるべく近づけるためには色合わせが重要となるのです。
印刷物を思い通りの色に近づける
ここまで来てみなさん『じゃあできない色はどうしたらいいんだ?!』と思いますよね。
実は2点方法があります!
1つは『特色』といわれるものを使用、2つめは既存インキの量を調整して色を再現する方法です。
色の数字…?特色インキとは?~DICカラーとパントーン~
色を100%再現ができるように実は世界共通の色番を決めた見本帳があります。”DICカラー(ディックカラー)” ”パントーンカラー”などがあり、印刷において『CMYKでは再現できない色を表現するために特別に調合されたインク』のことです。これらはインキを調合した会社ごとに異なってくるので、全色の比較ができるまとめのようなものは現在ありません。
原則これらの見本帳は購入し使用していましたが、最近では『DICデジタルカラー』というものがあり、無料ダウンロードができるそうです。
(外部サイトhttps://www.dic-graphics.co.jp/products/cguide/howto.html)
左画像のような見本帳などになっており、「DICカラー○○番」「PANTONEの○○」などと色の名前が付けられています。番号があることによって相違なく色の再現ができるように!
みなさまが普段見ている、上記のラインアイコンなども、特色インキで表現されています。そのほかにもたくさんの企業のアイコンや印刷物にも使用されており、実は様々な場面で特色が使われているのです。
シーアンドエーデザインは色の表現に、こだわり続けて25年!
画像や写真の編集を承っています。
たとえば印刷物に載せる画像や写真なども色の調整が必要ですが、全体に修正を加えてしまうと色味が異なりイメージしていたものと違ってしまいます。シーアンドエーでは全体の修正はもちろん、画像の一部だけを修正することも可能です。
特色インクを使わずにCMYKでできる限りイメージに合わせます。
色指定と言って『DICカラー○○番の色』と指定していただいたその色にできる限り合わせて印刷を行います!※一部RGBの画像は印刷可能な場合があります。
色校正をご希望の方にはサンプルをお渡しします。色校正にご了承いただいてから本製作に入りますので、ご安心ください!もちろん1回目の、色校正サンプルのときから、何度も調整を行い、弊社で合格したもののみお客様へお渡しします。これらは他社で行っていないことが多いです。
本当に納得できる色で印刷されるのか確認してから製作してほしい!のご要望にお応えいたします。ぜひ一度シーアンドエーデザインまでご相談くださいませ♪