目次
ウィンドウ装飾とは
ウィンドウ装飾とは、その名の通り窓やドアなどのガラスに貼る広告シートのことです。
- 薬局や美容室などのお店のガラス戸にお店の情報が貼られている(ウィンドウサインといいます)
- クリスマスの時期にツリー型にカットされたシールが商業施設に貼られている
- 電車のドアの窓ガラス部に貼られている
など、皆さん一度は見たことがあると思います。
そのような装飾はどのように製作されているのでしょうか?
今回は、そんなウィンドウ装飾についてご紹介したいと思います!
装飾の効果
店舗の前を通るお客さんへアピール
ドアをお店の広告看板として利用することで、お店の前を通る人の目に留まりやすく、大きな宣伝効果につながります。
大判シートやカッティングシートが使われます。
お店の外側から貼るだけでなく、文字を反転させて内側から貼ることも可能です。
お店の外側だと、イタズラではがされたり設置が高所の場合貼り付けが大変といったデメリットがありますが、内側だと安心ですね!
ただ、内側から貼る場合は空気が入ったときに目立ちやすくなるので、貼りやすい種類のシートを選んだり「水貼り」をするなど貼り方を工夫しましょう。
「水貼り」を行う場合は、水と少しの洗剤を混ぜた霧吹きをご準備ください。
シートを貼る面をキレイにしてゴミが入らないように注意し、マスキングテープ等で貼る位置を決めます。
その後、貼る面とシートのり面の両方に水を吹きかけて貼っていきましょう。位置を微調整し、決定したらスキージというヘラで余分な水を抜いていき乾いたら完成です!
店内の目隠しに
クリニックや整体院・鍼灸院の店舗など、店内丸見えはちょっと……というお店には、貼る部分を真ん中にしたり、梨地のシート(梨のようにザラザラした質感の半透明のシート)+ロゴマークのカットでロゴマーク部分が透明の目隠しシートが作れます。
高い建物でも簡単に設置
窓の内側から設置できるので、2階以上の高さのフロアでも部屋の中から簡単に取り付けできます。
家の模様替えにも
ウォールステッカーもウィンドウ装飾の一部です。お子様の部屋やリビングに使用することでガラリと雰囲気を変えることができます。
おすすめのシート
のり付き両面塩ビシート
店舗の外側と内側、どちらから見ても正面から読めるように貼り付ける手法です。
詳しくは「ウィンドウ装飾の方法・工程」をご覧ください!
当社のネットショップでは、片面シートしか載せておりませんが両面シートも対応可能です!
お見積りは大きさと仕様をお知らせください。
のり付き片面塩ビシート
お店の外側にそのまま貼るシートです。ガラスだけではなく、看板用の板にもご活用いただけます。
屋外、屋内どちらにも対応可能です!
カッティングシート
カッティングシートは、テキストやロゴなど好きな形に切り取れるシートのことです。
当社ではカッティングプロッターという機械で、シートをカットして作成します。
使用するデザイン以外の不要な部分をはがすため、いくつか切れ目の線も入れてめくりやすいようにします。
切り取ったあとはリタックという透明なシートを上から貼りつけて、設置するときにずれないようにします。
カッティングシートについては、過去の投稿の「クリスマス用カッティングシートを作成しました。」「カッティングシートを上手に注文する“コツ”教えます」にて詳しくご紹介しております!
![カッティングシートデータ](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0614.jpg)
![カッティングシートカット中](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0618.jpg)
![カッティングシートできあがり](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0620.jpg)
![カッティングシートリタック貼り](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0625.jpg)
ウィンドウ装飾の方法・工程
装飾の方法には「片面仕様」と「両面仕様」の2種類の方法があります。
今回は主に両面仕様の工程を詳しく説明していきます。
片面仕様のシート製作について
片面のり付きシートは、壁の装飾や
店舗のA型看板や自立式看板、自動販売機の装飾など様々な場面で使用可能です!
表面にUVラミネート加工を行い紫外線による色落ちや劣化を防ぎ、屋外・屋内どちらにも対応しています。
両面仕様のシート製作について
商業施設の装飾におすすめなのが両面仕様のシートです。
商業施設のエントランスでウィンドウ装飾を見ると、入る時も出る時も両面ともきれいに意匠面が見えていますよね。
実はそれには工夫があるんです!
商業施設のガラスには”飛散防止フィルム”が外側に貼ってある為、その上からシートを貼ると剥がれてしまいます。
なのでシートはガラスの内側から片面にだけ貼ります。
そのシートの構造は
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/blog-sheet.jpg)
このように透明塩ビシート(デザイン反転)と白塩ビシート(デザイン正転)を重ね合わせて貼り、合わせたシートを窓ガラスの内側から貼ります。
実際のデザインで見ていきましょう。
まず、透明のり付きシート(透明の塩ビシート)に反転したデータを印刷します。
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0326-1.jpg)
次に白のり付きシート(白の塩ビシート)に正転のデータを印刷します。
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0544.jpg)
そして反転印刷のシートと正転印刷のシートを合わせて1枚にします。
そうすることでガラスの内側に貼ると、施設に入る時も出る時も柄が反転せず文字が読めるようになります!
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0549.jpg)
窓ガラスに貼る際の注意点
飛散防止フィルムが貼ってある面にシートを貼ると、シートをはがす際に飛散防止フィルムも一緒にはがれてしまうので、貼る場所には注意してください。
また、網入りガラスに貼ることも適していません。網入りガラスは熱に弱く、シートを貼ってしまうと本来透過できるはずの太陽光が透過せず、網(ワイヤー)に熱がこもってしまいます。
そうすると、熱によって網が膨張しガラスが割れることがあります。
お手入れ方法
フィルムの表面を柔らかい布やスポンジで水拭きすると、フィルムを傷つけることなく、長く使うことができます。
最適な掃除方法は、水や洗浄剤を噴霧して汚れを洗い流してからゴムワイパーで水を切る方法です。
ハードコートに傷をつける心配がほとんどないのでお勧めです。
特別な洗剤や特殊なお手入れも必要なく、家庭用の中性洗剤を使ってお手入れできます。
当社での設置事例
商業施設に設置させていただきました
商業施設の外側から見たところ 商業施設の内側から見たところ
現地での設置作業
今回の広告はドアの両側に貼るので、位置がずれないようにものさしで測ってから貼っていきます。
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0600.jpg)
一度貼ってから、気泡が入ってしまった部分は貼りなおしたり、スキージというヘラで空気を抜いていきます。
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0594.jpg)
塩ビシートの種類によっては、再剥離性があり、貼ってすぐだと何度も貼りなおせるものもあります。
シートの多くは時間が経つとしっかりと貼りつくようになっています。
スマホの画面用シートを想像いただけるとイメージが湧くかと思います!
きれいに貼れたら、広告の四隅を丸く切り、はがれにくくします。
![](https://ca-d.net/cms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_0605.jpg)
こちらで完成です!どちら側から見ても、きちんと読めますね!
外側から見たところ 内側から見たところ
シーアンドエーデザインでは、関西2府4県は設置作業まで可能なので
お気軽にお申しつけください!
(※その他の地域は発送させていただきます)
※製作前の現地調査、現場での設置作業には費用が発生いたします。
ご希望の方にはお見積りさせて頂きます。
まとめ
今回はウィンドウ装飾についてご紹介させていただきました。
いかがでしたか?
両面や片面の塩ビシートやカッティングシートを使用してウィンドウ装飾を行うことで
窓が看板や広告ツールとなり、宣伝効果や集客力アップにつながります!
ぜひ店舗や家の窓を有効活用してみてください。
オンラインショップでは片面のり付きシートを取り扱っています。
(取り付けはお客様ご自身で行っていただきますようお願いいたします。)
紹介した両面印刷をご注文の場合は、お問い合わせフォームよりお申し込み下さい。
「大きさ」「仕様」「希望納期」をお伝えいただくと、お見積りがスムーズです。
「こんなのが欲しい」「これ作れますか?」などのご要望や疑問、ご不明な点がございましたら、
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