ハロウィンが終わって、商業施設はクリスマス商戦真っ只中となりました。先週、アパレルショップのお客様より、ショーウィンドウ用カッティングシートのご注文をいただきました。
今回は、カッティングシートの作成について、ご説明いたします。
C&Aデザインでのカッティングシートの作り方
- 入稿データを確認
- カッティングプロッターでシートをカット
- リタック貼り
- 梱包、発送
⑴入稿データを確認
今回はお客様よりイラストレーターデータをご入稿いただきました。イラストレーターのパスデータ(文字の形の周りを線で囲むイメージです)を機械に読み込ませてカットします。
もちろん、イラストレーターのソフトをお持ちでない方も大丈夫です。パワーポイントなどで、[テキスト][書体][仕上がりサイズ]を伝えていただければ、弊社でデータ作成いたします。
⑵カッティングプロッターでシートをカット
カッティングプロッターという機械でシートの表面だけをカットしていきます。
もし、手で自分でカットしたいという時は表面一枚だけをカットする、一枚切り用カッターを使ってもいいかもしれません。
https://www.amazon.co.jp/オルファ-OLFA-一枚切カッター-キリヌーク-209B/dp/B0044IPD06
ちなみにカッティングシートにインクジェットプリンタで印刷することも可能です。(家庭用の場合は、機種ごとにご確認ください。)レーザープリンターでは、レーザープリント対応のカッティングシートを購入していただく方が良いと思います。
⑶リタック貼り
マットゴールドカラーの上品なカッティングシートが切り上がりました。
カッティングプロッターの機械で切っただけでは、ガラス面に正しい位置で貼れないので、リタック(転写シート)を貼り付けていきます。
必要な文字以外の、余白部分を全て剥がしていきます。
文字だけになったら、リタック(転写シート)を上から貼り付けていき、完成です。(写真がなかったので、リタックの写真はまた後日掲載します)
リタックの種類について
- 透明リタックシート強…透明なので、現場での位置合わせがしやすいシートです。粘着力が強いタイプで、離型紙から剥がす際、カッティングシートが離型紙に残らず作業しやすいです。弊社では、こちらを採用しています。
- 透明リタックシート弱…透明なので、現場での位置合わせがしやすいシートです。粘着力が弱いタイプで、カッティングシートを貼り付ける場所がデリケートな際に選ばれます。小さい文字などが、離型紙に残りやすいことがあります。
- 和紙…値段が安いですが、透明ではありません。貼り付け作業はしやすいですが、水濡れに弱いので扱いに注意が必要です。
⑷梱包、発送
筒状に丸めて、梱包し、発送させていただきます。細かい模様のカッティングを希望されている時は、作業の細かい手順書をお付けすることもできます。