本日は印刷会社へ製品を依頼する際や、ネットで検索したときによくでてくるけど、どういう意味かわからない…と予想される用語の意味をまとめてご紹介していきます♪
印刷に関して
製作時に関する用語
紙の種類
の2点をお話しさせていただきます!
もくじ
印刷会社でよく使われる用語
- デザインに関する用語
- 印刷に関する用語
- 校正に関する用語
紙に関する用語
- 紙の種類
- 紙の厚さ
印刷会社でよく使われる用語
皆さまは印刷会社に依頼する際や、HPを閲覧する際に『業界用語が多くてわかりにくい…』『依頼する際に相談したいことを何と言っていいかなわからない…』など、そんなお悩みはありませんか?
用語を聞くのがはじめての方、今までなんとなく理解していた方ににもわかりやすく簡単にまとめました♪
デザインに関する用語
ラフ:
製作物のイメージ、レイアウトやデザインを下書きしたもの。これを元に製作を進めていきます!
仕上がりサイズ:
トンボ部分断裁後の商品の完成サイズのこと。
カンプ:
デザイン製作してプリント出力し、お客様へお見せするサンプルのこと。
ペラ:
ポスターやチラシなど、1枚の紙だけで仕上げる印刷物のこと。
級数:
文字サイズを表す単位の一つ。「1級(Qとも表記します)=0.25mm」で、その倍数で文字サイズを表しています。
行間:
行と行の間のスペースのこと。
原稿:
印刷物を作るのに必要な材料のことを。原稿は、文章だけではなく、写真や画像素材も含みます。
切り抜き:
写真などの絵柄の中からデザイン上必要とする人物や物の形だけを抜き出し、それ以外の部分はカットしてしまうこと。
初稿:
お客様から最初にいただく原稿。
特色:
印刷においてCMYKカラーで再現できない色を表現するために、あらかじめ調合(調色)されたインキのこと。
リッチブラック:
CMYKカラーでデータを作成する際、4色をかけあわせて作成した黒のこと。通常の黒を使用すると大量のインキを使うことになり、乾きが悪くなり色移りや、重ねられた紙同士がくっつくなどの原因になります。
1色刷り:
CMYKカラーの4色の標準インキを1色使って印刷すること。いわゆる単色印刷です。4色刷りは標準インキを4色とも使用します。
PDFファイル:
電子化された文書ファイルのこと。紙の上に印刷して表現される文書のデザインやレイアウトなど、紙に印刷して交換していた情報を、PDF形式はほぼそのまま表現できます。
illustrator(イラストレーター):
印刷データ作成時に使用する専用ソフトのこと。このソフトは世界的なデザイナーや企業も使用しているソフトで、世界に溢れるデザインのほとんどがこのillustratorを用いて作られていることがほとんどです。略称:イラレ
Photoshop(フォトショップ):
印刷データ作成時に使用する専用ソフトのこと。Photoshopは主に写真を補正・加工するためのツールで、画像の微妙な色味や質感の調整を得意とします。写真などの素材を加工し、Illustratorでレイアウトを仕上げるといったように、2つのツールを組み合わせることで最大の効果を得ることができます。略称:フォトショ
トンボ:
データの周りにあるT字やクロスのラインのこと。デザインの仕上がりサイズの角と、変の中央に8つのマークを作成します。印刷された紙を裁断するための目印で必ず必要です!
塗り足し:
断裁前提の商業印刷において、きれいな印刷物に仕上げるためには、実際の仕上がりイメージ(断裁するサイズ)よりも、印刷データを大きめに作っておかなければいけません!この余分に作るデータ部分を「塗り足し処理」と言います。
パス:
イラストレーターで作成されたデータの文字情報や、図形を一本の線で表したこと。
アウトライン:
イラストレーターで作成した文字情報、図形の情報をパス化すること。アウトライン化をすれば、インストールしたフォントで別のパソコンで開く場合、置き換わってしまうということを防ぐことができます。
画像解像度:
画像は拡大すると、画素(ピクセル)と呼ばれる小さな点の集合体でできており、それらがいくつあるか=解像度ということになる。画素数が低ければ低いほど画像が荒くなり、印刷の際に適さない画像や写真になってしまいます。※画素数が元々低い画像や、写真の編集は難しいので、高ければ高いほど好ましいです。
校正に関する用語
校正:
お客様から頂いた原稿と製作したデザインを見比べて、誤字や脱字などのミス、レイアウトの問題など確認・修正の指示を入れる作業のこと。
初校:
お客様から最初に頂いた原稿を元に校正し作成したデザインのこと。
色合わせ:
製作したデザイン通りの印刷に近ずけていく作業のこと。0
色校正:
製作したデザイン通りの色に刷られているかを確認すること。
付き合わせ:
元原稿と製作したデザインを一字ずつ突き合わせて校正を行う方法のこと。
読み合わせ:
1人が原稿を読み上げ、もう1人がチェックという2人体制で、印刷前のデザインを最終チェックすること。
朱字(あかじ):
原稿や校正で印刷された紙に、赤ペンで修正指示を書き込むこと。
校了(こうりょう):
修正が全て完了し、これ以上の修正がなく印刷が完璧にできる状態のこと。
貴了(せきりょう):
多少の修正があっても印刷会社の責任において修正し、校了にすること。これを『責任校了』、略して『責了』といいます。
下版(げはん):
校正が終わって完成した版を、次の印刷工程にまわすこと。
印刷に関する用語
版:
版は(または刷版ともいう)、印刷をするための転写版のこと。印鑑で例えると、ハンコが版、朱肉がいんきにあたり、押された名前などの印が印刷物です。
印刷機の特徴
オフセット印刷:
100枚からの、多い部数を対応。「版」を使って、※転写を利用して印刷をしていきます!(※文章・図などを他に写し取る(書き写す)こと。)大型の印刷機で色の表現がとても高く、キレイに印刷し続けることが可能。
大量に印刷をしようと思い、例えば朱肉のついたハンコを直接用紙につけると、最初はキレイに押せていても、だんだんキレイに押せなくなっていきます。
なので、朱肉のついたハンコから、一度柔らかいゴムのようのようなローラーに朱肉をのせて、ローラーから用紙にインキをのせることで、安定した高い品質で印刷ができます。
オンデマンド印刷:
1枚からの、とても少ない部数から対応。オンデマンド印刷は特定の印刷機を指すことではなく、必要な時に必要な印刷ができる印刷のこと。オフィスにあるようなレーザープリンターと同じ出力方法ですが、印刷会社で行うオンデマンド印刷とは、必要な時にほしい数の印刷が可能であり、オフィスにあるような印刷機では再現できない色や細かさを、再現することができる高解像度の印刷機です。
紙に関する用語
印刷する際に例えば名刺、フライヤーなどたくさん種類がありますが、用途やデザインによって紙の素材や、厚さなどを変えて製作していきます。他印刷会社では紙の見本帳などがあったりしますが、種類の多さに驚かれる方も多いです!
弊社ではポスターやチラシ、POPなど製作物は様々!『コート110kg』『マット110kg』などを使用される方が多いですがそのほかにも様々な種類があります。
では具体的に紙についてご説明していきます!
紙の種類
コート紙:
表面がコーティングされたつやのある紙です。新聞の折り込みチラシやパンフレットカタログなどに、使われるケースが多く印刷ではオーソドックスな紙です。表面が平滑なので、インキのノリがよく、色の再現性に優れています。写真やカラーイラストが多いデザインに最適です。
マット紙:
光沢のない印刷用紙で、紙の表面につや消しのためのコーティングが施されています。コート紙同様チラシなどに利用されますが、光沢を抑えマットのすることで『高級感』を演出!光の反射が少ないので、文字が読みやすいというメリットがあります。筆記性にも優れており、例えば『名刺に少しコメント絵を記入したい』などにも最適です。
上質紙:
表面、裏面ともに光沢が無く落ち着いた風合いで、筆記性にとても優れた用紙です!光沢がなく目に優しいので、写真よりも文字の多い印刷、書籍に適しています。用紙特性により、発色は沈みぎみでやや暗く感じられます。
紙の厚さ
厚さ=重さで表示しており、例えば◯kgと表示します。◯の数値が低いほど薄く、高いほど厚くなるということになります。
重さは1枚分の重さということではなく、1,000枚分の重さの単位!A4、B5など紙の大きさや紙の密度によって1000枚分の重さは変わるので表記する単位が変わるので注意!
以上が代表的な紙の種類です!
ここに記載した用紙以外にもまだまだ種類があります。なかなか、これだけたくさんの紙がある中で製作したいデザインに、どれがぴったり合うのかを決めるのは難しいですよね?
シーアンドエーデザインではまず最初に使用用途をお伺いしてから予算に応じたぴったりの素材を提案、製作に入っていきます!
今までご依頼いただいた方で、元々は、コート紙でのご希望でしたが、デザインのご要望をお伺いすると『高級感が欲しい』とのことだったので、上質紙に変更になった。という方も少なくありません!
デザインや、印刷する色によって、変更する方が良い場合もあるのでぜひシーアンドエーデザインまで気軽にお問い合わせください♪